中小開発現場の現実

中小ブラック開発現場の現実

気づくと働き始めて10年以上経ちました。
退職エントリを見たり、現職の後輩と昔の話をすることがあったりしたので、記録的に残しておこうかなという軽い感じの投稿です。地方のIT業界に就職している人の参考になれば。

はじめに

今も存在している会社です。
当時は世にいうブラックでしたが、今はとても良い環境になったみたいなので適度にぼやかします。

概要

在籍期間は、新卒で採用してもらって7年半くらい在籍しました。
最後は、有給消化と代休で3カ月くらい休んだので実質働いたのは7年3カ月くらいです。

会社は、 50~100人くらいの地方都市のIT企業です。
設立して数年のベンチャーっぽい雰囲気の会社でした。

SE(という名で、設計からコーディング、テストまで)をやっていました。
会社的には大手企業の下請けをやりつつ自社開発もしている感じでした。
(数年後、 HPには書いてあるけど 自社開発は実質やらなくなって、下請けの仕事でいっぱいいっぱいな感じに)

特に営業が強い印象は無いですが、昔からのつながりで大手の仕事を安定してもらっていて、仕事がなくなるとかはあまり感じたことが無かったのは良かったです。

待遇について

給料は、地方の同業者と比べると少し良かったです。大卒が大学院卒くらいの金額なイメージでした。
あとは、フレックスだったり、完全週休2日、お盆とか年末年始とか 休みも多め でした。(※論理的には)

論理的というのは、就業規則上そうなっているというだけで、実際には忙しくて休めないとか、朝一に会議を入れられるからフレックスなんて出来ないという悲しい話です。(ブラックですねw)
外出とかは、比較的しやすい環境だったので、通院とかで中抜けは可能でしたけどね。

勤務時間とか

はい、ブラックでした。(当時)
私のレベルが低いというのも原因ですが、周りも皆同じだったので、そういうことでしょう。。

入社後すぐに現場に入ります。最初は気を使って先輩が帰らせてくれました。
が、結局 辞めるまでの7年で残業をほぼしなかった月は、入社時の4月だけでした。

だいたい平均的な残業時間は、140~160時間くらいです。毎日3時とか4時に帰る感じだったイメージですね。(通常の勤務時間が8時間 * 20日=160時間 で + 150時間の残業なので、勤務時間はだいたい2倍)

退職を決意した時に経験した最大値は、残業時間が250時間 で 月の勤務時間は400時間を超えましたw
デスクワークなので、他の業種とは疲れ方が違うんでしょうが、過労死ラインぶっちぎりです。

当然、休みも無いですし(50連勤 + 1日休み + 50連勤とか)、休憩時間(コンビニ行ってごはん買うだけ)と出勤の往復を抜くと、毎日3時間未満しか寝てなかったような。。
当時は若くて良かった。

残業代とか

今は出るみたいです! 今は出るみたいです! 今は出るみたいです!
はい、大事なことなので3回書きました。

↑に書いた通り、結構働いていたんですけど、残業代は出ない期間が多かったのです。
たぶん真面目に計算すると、1割ももらってないと思います。

入社から3年くらいは、年俸制だから残業代なんてないよ(年俸に含まれているってこと) という感じでした。その後、退職者がタレこんだらしく、微妙に出るようになりました。
(法律でよくある25%とか深夜35%とかではないです。)

きっと、法律の抜け道があるんでしょう。とにかく少しは出るようになりました。
ただ、これは一般職のみでした。(一般職=役職無し)

4年目くらいで主任になりました。主任は管理職だと言い張られ残業代は消えました。
世間的には課長から管理職らしいですし、主任の権限とやっている仕事だと管理職では無いのですが。。

昇給はしましたが 主任なんて数万しか変わらない程度です。
結果、一般職+残業代の後輩に年収は抜かれることになりますw 悲惨ですね。

ということで、退職者は労基に行ったり、裁判したりするみたいです。
私も退職時には同時期に数名辞めたんですが、その人が労基に行ったみたいです。おかげで疑われましたw

なぜ、そんなにブラックだったのか

現場の人は、(新人とかを除くと)技術的にはできる人は多かったと思うし、真面目な人も多いし、普通にやっていれば、ブラックにはならないのかなと。(なので、今はブラックではないみたい)

当時は、単純にキャパオーバーだったんだと思っています。
もともとが、1人で2人分の仕事をして稼ぐというような方針だったので(結果会社の経営状態は良かった)

私も最盛期は、お手伝い含むと5人分掛持ちしてました。

掛持ちがやばいのは、
燃えているところに手伝いで投入される
 ↓
優先度高くなって、他のが進まなくなる
 ↓
他のも燃え始める
というループが簡単に起きることです。

小さい会社だと、これが連鎖して定期的に炎上しますw
で、たいがい鎮火後に優秀な人から辞めていきます。

今思うと初めに数時間かけてでも自動化してしまえば、その後1分で終わる作業に、毎週1時間かけてたりとか、無駄なことが多かったです。
モチベーションが高い時は勝手にマクロ書いたりしていましたが、部門長はそういうのに疎すぎて率先して力業をしていたので、今考えると終わってますね。。
(部門長は、自分でも新しいことを覚える気はないと公言しているダメな人だったので)

良かったこと

悪いことばかり書いているので、良かったことを。

・技術力はあがった。
 一万時間の法則というのもありますが、他の同世代よりも勤務時間が長いのでレベルが早く上がります。
・現場は良い人が多い
 上の人はクズもいましたが、現場は基本良い人や技術力が高い人が多かったです。
 だから、文句も言わずに搾取され続けてるんでしょうね。。
・強くなれた
 体もそうですが、メンタルが強くなりました(400時間働いても死なないなとかw)
 あと自分の中で最低を経験したと思っているので、ちょっとしたことでは動じなくなりました。

なんだかんだ、新卒で使えない人間を雇ってくれて、ある程度自分で動けるようになれたので、良い修行の場所だったと今は思います。(7年もいらなかったけどw)

離職率は凄い高い会社ですが、今はホワイトになったみたいですし、まだ同期も数名は生き残っているので、継続していけば良いのかなと思ったり、思わなかったり。

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Posted by AS